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【2019.9.18】

不妊検査で「高プロラクチン」に困っている方へ

プロラクチン(PRL)と「乳汁ホルモン」のこと。

このホルモンの働きは、母乳を出すためのホルモンなんです。

血液検査では「プロラクチン」とか「PRL」と書かれています。

検査をして問題になる数値ならば、すでに医師に言われているはずです。

問題がない方はいま知る必要もあまりないので読み進めなくて大丈夫です。

高プロラクチンといって薬を処方されている方や

以前言われたけど今は不妊治療に通っていないからわからないといった方は注意が必要です。

なぜ注意が必要かというと

プロラクチンが高くなると妊娠しにくくなるから・・

プロラクチンは「乳汁ホルモン」ですから、どんな時に必要か?ということです。

本来は母乳をあげるときに必要なホルモン、出産してからが必要不可欠なんです。

これから妊娠したいと思っているのに、母乳をだすためのホルモン値が高いとおかしいですよね。

産後に活躍するホルモンですから、産後すぐは生理は基本ありません(稀にすぐ生理がある方もいますが・・)

そのため、妊娠したい場合には「乳汁ホルモン」が異常に高い場合は下げる必要があります。

簡単にいうと、ホルモンバランスの乱れです。

脳の視床下部からのホルモン連携がうまくいっていない状態の時に起こります。

卵子を育てるために必要な「卵胞ホルモン」や「卵胞刺激ホルモン(FSH)」や「黄体ホルモン」の分泌が低下し、卵が育たなくなり、無排卵や排卵困難な状況になってしまうことがあります。

この状態が続き、ついには無月経になってしまうと妊娠がより遠いてしまいます。

それによって、気持ちが焦りが強くなってしまったり

不安感やイライラで余裕がなく落ち着かなくなってしまうと

自律神経が疲れて乱れます。

自律神経が乱れると、ホルモンバランスも乱れやすくなります。

その場合は自律神経を整えないとなかなか良くなりません。

実際に「高プロラクチン」で相談にきている方々を見ていると

不妊治療をはじめた当初は問題なかったけど

治療期間が長引くにつれ、プロラクチンが高くなる方が多いです。

ほっておくと良くならないどころか、ホルモンと自律神経の悪循環に陥りやすいのです。

もし高くても

高プロラクチン用の治療薬もちゃんとありますから大丈夫です!

「プロラクチン」は血液検査ですぐわかりますから、異常があった場合は定期検査で確認できます。

ドクターが検査数値に合わせて、プロラクチン用のお薬(カバサール錠など)の処方もあります。

服用して稀ではありますが体に合わないとか、効果があまりないようであれば漢方もお試しなったらいいと思います。

高いプロラクチンを下げるコツは、第一に「ストレス緩和」が大事です。

薬で治療しながら、ストレスを発散してしっかり眠ると早く下がります!

自力での改善が難しい場合はご相談ください。

ストレス緩和や自律神経の乱れを整えるための漢方療法もありますので。