生理周期に合わせた各々の漢方薬を調整する方法があります。
「中医学の周期調節法」です、月経期・卵胞期・排卵期・黄体期で体調や精神的な変化が大きく、バランスを崩す場合に特に効果的です!
デメリットとしては、周期に合わせて、服用するものを変更するというめんどくささはちょっとあります。
前回、生理の周期の役割という話で、周期によってその時々の大事な役割りがあること。低温期(月経期&卵胞期)と高温期(排卵期&黄体期)と分類してお伝えしました!
そして私が「不妊の体質改善」に対して、漢方薬を服用する際に「生理周期」の部分で調整した方が良い場合に
[中医学の周期調節法]を使います。
低温期と高温期の2分類だけでなく4分割で考える!

①月桂期
漢方の活血薬+理気薬を活用する
赤ちゃんの宿るお部屋(子宮)を楽々キレイに大掃除!

②卵胞期
漢方の補血薬+滋陰薬を活用する
お部屋に赤ちゃんの卵を育てるための丈夫なベッドづくり!

③排卵期
漢方の活血薬+理気薬を活用する
赤ちゃんの卵を迎え、素早くお部屋をウォームアップ!

④黄体期
漢方の補陽薬を活用する
お部屋(子宮)のベッドをやわらかに仕上げる!

各々の役割に対して、適した漢方薬を合わせて服用するということです。
この方法のメリットはその時々に合わせての細かい処方なので、ハマるとかなり効果的です!!
ただデメリットとして、周期と飲む漢方薬を変えて行かなければいけないという、めんどくささがあります。
【分類の考え方】
- 1分類[全周期:特に調整する必要はない]
- 2分類[低温期(月経期+卵胞期)+高温期(排卵期+黄体期)の分類]
- 3分類[低温期+排卵期+黄体期の分類]
- 3分類[月経期+卵胞期+高温期の分類]
- 4分類[月経期+低温期+排卵期+高温期の分類]
2分類と3分類で調節している方は特に多いです。
2分類も3分類も難しくありません!
周期調節法ははじめは少しめんどくさいですが、調整がうまくいくと効果が高いです!
例えば、栄養補給のものとしては気にせず毎日摂ってもいいでしょう。
漢方薬の体質改善を目的とする場合は、周期の中で体調が違い過ぎれば処方は変えた方がより効果的です。
女性の生理周期は人によって、生理前と後では全く人が変わる人とう方もいます。
実際に生理前に体調が優れない、イライラする、便秘や下痢になるという人がいます。
そういった人でも生理がきてからはスッキリして問題ないということが多いのです。
生理前と生理後では体調や気持ち(情緒)の部分で差がありすぎると、同じ処方では合わない場合があります。
単純に、低温期と高温期と言っているくらいです!
体温も違います、体温が違わない場合はホルモンバランスがかなり良くない時です。
・これまで漢方薬を試したけどよく分からない・・
・低温期(月経期&低温期)と高温期(排卵期&高温期)の体調が全然違う・・
・周期調節法を試してみたい!
漢方薬の使い方や活かし方には色々あります。
女性であればこのように周期で分ける、また季節で・・といった漢方は自然との調和が大切になります。効能効果だけではなく、自然のサイクルも重要なんです!わかってくるとこのサイクルは何も漢方薬だけでなく、普段の食生活養生にも活かせます。
今回は生理周期と周期調節法についてでした。
この方法を試してみたい方は、ご相談ください!
不妊体質改善カウンセラー:仲宗根明志
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