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【2021.5.19】

異物(ウイルスや細菌など)から防衛する免疫力

中国医学の言葉では、免疫という言葉はありません。

現代では異物への抵抗力や防衛力として「免疫力」が浸透していますね。

免疫力は身体の中に異物が入ってきたときに、重要な働きをするのは知られていますね。

免疫力が低下するとウイルスや細菌や真菌(カビ)に感染しやすくなります!

風邪やインフルエンザ、今で言う新型コロナなどの感染症をはじめ、

口の周りにできやすいヘルペスウイルスや、神経痛のでる帯状疱疹(たいじょうほうしん)もそう。

真菌というカビはあまり免疫と関係ないように思っている方もいますがこれもそう。

水虫、インキンタムシ、カンジダなどです。

蒸れる場所に出やすいものですから、蒸れや湿気を気をつけることが大事ですが、最終的には免疫力が大事です。例えば、水虫では同じ環境にいて、同じマットやタオルを使っても感染する人としない人がいますね。その違いは清潔にするだけでなく免疫力の差が大きいです!

そして現在では日本人の2人に1人が罹ると言われる悪性腫瘍であるガンなども免疫低下で発症しやすくなります。

ガンの場合は、自身の細胞変異であるので、異物が直接の原因ではないかもしれません。ですが、異物によって免疫が低下したり、炎症が起きやすくなると、細胞が傷んでしまいガン化する要因にもなりかねません。

中国医学では免疫という言い方はありませんが、ウイルスや細菌などの侵入者から、カラダを守る力のことを

「衛気(えき)」といいます!

「皮膚や粘膜細胞を含む体表のバリアの力」と考えます。

衛気は元気がでない、疲れやすい体力低下の状態では弱まります。

気力体力が充実してこそ衛気が活性します!

現代でいう免疫は「自然免疫」と「獲得免疫」に大きく別れます

自然免疫は生まれもってのもの。

獲得免疫は感染して戦って自らが獲得したもの。

その両方を活かすのも、あなた自身の体調が大事です。

睡眠や休養、食養生が第一です。その点で対応不足なら漢方薬も役立ててください。

もちろん、漢方薬には予防対策に使えるものもいろいろありますので、予防や免疫低下や免疫過敏の状態などについてご相談ください。

衛気(えき)を補う代表的なものはこちら

「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」や「麦味参(ばくみさん)」や「参茸丸(さんじょうがん)」です。こちらの漢方薬以外にも様々ありますので、あなたの体質や状態に合わせたものを選んで使用すると効果的です。使用前は一度、漢方の専門家や専門店にお尋ねください。

↓過去記事の「風邪や感染症の対策にすぐ出来ること」もご参考に↓