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【2022.6.8】

AMHと妊娠率の関係

不妊治療の際に、血液検査でわかるAMHという「卵巣年齢」と言われる卵巣予備能の数値。

この検査でAMHが低いと言われて、悩んでいる方がとても多いです。

確かに、低いのはいいことではないけど加齢に伴い低下するのはしょうがないことでもあります。

ただ年齢相応に対してどうなのか?というのを基準としてまずは確認する必要がありますね☝️

下記は年齢での平均値を記した図です、あなたの検査結果がどうか?参考にされて下さい。

AMHが低いからと、妊娠率が極端に下がるとか、妊娠しないというわけではないことも知って下さい。

「あとどれだけ妊娠のための卵子を残しているか?」と言うことです。

ですから、残りどれくらい妊娠のチャンスがあるか?といった指標にはなりますが、妊娠する力(妊孕生)とイコールではありません。

ただし、年齢が高くなるにつれ、妊娠率が低下することは個人差がありはしますが誰もが避けられないこと。

年齢が高齢出産と言われる世代に入ってきた時に、AMHが自身の年齢平均より下回っている場合はゆっくりはしていられません。

AMHを高くすることはできません。

AMHは低いから、高くしようとできるものではありません。卵子の数は生まれた時から決まっています、ホルモンの変調や検査によってほんの少し数値が上下することはありますが、大きく変わることはほぼありません。

AMHが低い場合は早めに妊娠することが最良なのですが、なかなか妊娠しにくい場合には焦りや不安が強くなってしまいます。

AMHが低い人の対策は?

残りどれくらい妊娠のチャンスがあるかの指標である卵巣年齢【AMH】が低い場合は、卵子の質を高めることが最も大事なことで、卵子の質を低下させる酸化(サビつく)を抑えることが大事です。

活性酸素が体内で必要以上に増えてしまうと「酸化」が早まるというのはわかっています、活性酸素を無駄に増やさない。そして活性酸素が増えてしまったことに抵抗できる「抗酸化物質」を摂取するということがポイントです。

活性酸素を体内で増やさないことも大事ですが、活性酸素を生みだしてしまうことを全てやめることは基本無理です。それをやろうとすると基本生活やメンタルがしんどくなってしまいますので程々にしましょう☝️

それが精神的なストレスとなっては、悪循環で活性酸素はまた増加します。

活性酸素が増えすぎると、細胞を痛めてしまうので、卵子のみならず、様々な症状や疾患の要因にもなりますので、抗酸化物質を摂取するのは体調面にとってもとてもいいことです‼️

AMHが低めで不安な人はまず今できることは卵子の質を高めていくことが対策の基本です。

抗酸化物質といわれる成分が豊富な食材や飲み物、さらに強力なファイトケミカル系サプリや漢方薬も活用できます。

不妊相談での漢方処方でも、抗酸化作用が高いものはよく使います。卵子の質を高めることや、卵子の老化を穏やかにするためでもあります☝️

※漢方薬はあなたの状態や体質に合わすと効果的です

AMHが年齢平均より低い場合には、状況次第では不妊治療のステップを上げていくこともおすすめです。

タイミング方や人工授精よりお金はかかりますが、確率の高い体外受精も早めに検討する必要があります。

時間は戻りません、AMHの数値次第では治療を急いだ方がいい場合もあります。

43歳未満であれば今年4月からは保険適用で体外受精(顕微受精含む)も対応です。

AMHは妊娠率が下がるわけではありませんが、妊娠できる排卵のチャンスが減っていってしまうということを念頭に、今後の予定を立てることが必要です。

不妊体質改善カウンセラー:仲宗根明志