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【2025.1.27】

異物(ウイルスや細菌など)から防衛する「衛気」

中国医学の言葉では「免疫」という言葉はなく、似たような力を「衛気(えき)」といいます。

現代では異物への抵抗力や防衛力として「免疫力」という言葉が浸透しています。

免疫力は身体の中に異物が入ってきたときに、重要な働きをするのは知られていますよね。

免疫力が低下すると… ウイルスや細菌や真菌(カビ)に感染しやすくなります!

風邪やインフルエンザ、新型コロナなどの感染症をはじめ、口の周りにできやすいヘルペスウイルスや、神経痛のでる帯状疱疹(たいじょうほうしん)もそうです☝️

また真菌(しんきん)というカビ菌類、あまり免疫と関係ないように思っている方もいますがこれもそう。水虫、インキンタムシは真菌の代表で白癬菌です。女性がなりやすい、カンジダも真菌です。

そして現在では日本人の2人に1人が罹ると言われる悪性腫瘍であるガンも、免疫低下で発症しやすくなります。ガンの場合は自身の細胞変異であるので、異物が直接の原因ではないのですが・・・。異物によって免疫低下を起こしたり、炎症が起きやすくなると、細胞が傷んでしまいガン化する要因にもなりかねません。

中国医学では免疫という言い方はありませんが、ウイルスや細菌などの侵入者など異物から守る力のことを

異物から守る力「衛気(えき)」

「皮膚や粘膜細胞を含む体表のバリアの力」と考えます。

衛気は元気がでない、疲れやすい体力低下の状態では弱まります。

気力体力が充実してこそ衛気が活性します!

現代でいう免疫は「自然免疫」と「獲得免疫」に大きく別れます

その両方を活かすのも、あなた自身の体調が大事です。

睡眠や休養、食養生が第一です。その点で対応不足なら漢方薬も役立ててください。

もちろん、漢方薬には予防対策に使えるものもいろいろありますので、予防や免疫低下や免疫過敏の状態などについてご相談ください。

衛気(えき)を補う代表的な漢方

「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」や「麦味参(ばくみさん)」や「参茸丸(さんじょうがん)」です。

こちらの漢方薬以外にも様々ありますので、あなたの体質や状態に合わせたものを選んで使用すると効果的です。使用前は一度、漢方の専門家や専門店にお尋ねください。

免疫にいい生薬や菌糸体

誰もが使いやすい免疫にいいものは、シベリア霊芝、板藍根、瑞芝(LEM配合)、コンクレバンゴールド(牛黄配合)がおすすめです☝️

シベリア霊芝(別名:チャガ)

シベリア霊芝:白樺に寄生するサルノコシカケ科茸(菌核)

中医学的な役割として胃腸(脾)を健康にし、気力を補います。肝臓や腎臓の働きをサポートし、解毒やむくみの排出をよくしてくれます。免疫増強のイメージが強いですが、免疫過剰の喘息や鼻炎のヒスタミンの分泌を抑えてくれる働きもあるので、喘息や鼻炎の緩和や再発予防にも使用します。

免疫のケアにも色々あります、体質的なものでも変わりますし、体質選ばずともいいものもあります。気になる方はご相談ください☝️