【2025.3.7】
妊活と春の養生

血を増やすこと、緩めること
春は寒暖差も大きく気候の変化が激しいですね、年度末でやり残しや仕事、新年度の準備等が何かとバタバタしやすいです。
また春になると、気候的にも暖かくなり、動きやすくなることもあり、ワクワクやソワソワしてくるのも春の季節ならではです☝️
そのため、感情も高ぶりやすく、気を張りやすい時です。
必要以上に最近あせってしまう感じがあるなら春の季節のせいかも・・
春の不調は目・自律神経・筋肉など
春の季節にでやすい不調、これがでたら春の気候の影響かも☝️
・目の疲れ・かすみ・ドライアイ・涙がでやすい
・イライラ、怒りっぽい、のぼせ、めまいなど、自律神経の乱れ
・機能性ディスペプシア(胃の痛みやもたれ、胸焼け、胃腸機能に問題はないが胃の運動や分泌が悪くなる)
・筋肉や筋や腱を痛めやすい、ぎっくり腰やこむら返り(筋痙攣)など
・鼻炎、アトピー、蕁麻疹などのアレルギー症状が強くなりやすい
・痔の悪化
・PMS(月経前症候群)、PMDD(月経全不快気分障害)の悪化
上記のように春の季節によってでやすいものがあります。

肝血不足が要因
女性では生理周期に異常が出たり、月経前症候群(PMS)が悪化したり、月経前不快気分障害(PMDD)、生理痛がひどくなることもよくあります。
これは春に不調を起こしやすい原因に、肝の働きが高まり質のいい血が不足する「肝血不足(かんけつぶそく)」になりやすいからと考えられています。
そのため中医学では、妊活には最も重要な「血と気」を滞りなく巡るように下記2点をポイントに考えます。
✔️ 質のいい血を増やすこと
✔️ 緩めて(緊張をほぐす)巡らすこと
この二つはとても重要で、妊娠準備の必要な方にはとても大切と言えます☝️
この二つを養生することで、自律神経とホルモンバランスが整いやすくなり、妊娠しやすい体質へ近付きます。
質の良い血を増やすことは、卵巣機能を活性することはもちろん、子宮内膜の厚みや質にいい影響を与えます。不足すれば質の良い卵子に育ちにくく、着床しやすい子宮内膜の準備をしやすくなります。

緩める(緊張をほぐす)は巡る
緩める(緊張をほぐす)ことは、カラダを巡る「気血水」といったものを滞ることなく、必要な場所へ送り届けることができます。
◎気はエネルギー源でミトコンドリア活性に繋がります
◎血は卵巣や子宮への栄養・酸素・ホルモン物質・体温をカラダの隅々へ送り届けます
◎水は水分代謝を良くすること、むくみやリンパの流れをよくします。また血液以外の潤い成分の入れ替えもしますので、子宮内膜のフカフカにするために潤いを届けます。
適度な緊張は問題ありませんが、過緊張や長期的に緊張状態が続くと、血管が収縮し血流が悪くなります。子宮や卵巣にも良くないですし、脳の血流が悪くなると、ホルモン分泌に悪影響がでます。卵胞の発育不全や高温期の体温維持ができなくなり黄体機能不全となり、せっかく着床しても維持していくことが困難になります。
妊活や不妊治療していると、早く結果がでて欲しいので焦りがでやすいです。そのような状況下で緊張しないのは難しいですが、要所要所でリラックスできることや時間をとり、緩めていくことが大事です。よくない状態が続くとそれは悪循環になってしまいます。

春先は「デトックス&リセット」
春の陽気で暖かくなってくると、雪解けのようにう動き出します。身体もそうでため込んだものをどんどん解毒していきます。溜め込みが多い場合は、春先は肝疲労を起こします。しっかりとデトックス
季節。冬の食生活次第ではいいエネルギーや栄養分を貯めて行けると良いのですが、妊娠にも良い季節となります。
「質のいい血を増やすこと」「緩める(緊張をほぐす)こと」はどうすれば良いのか?
まずはしっかりと眠ることです☝️
睡眠はカラダも脳も休養でき、質のいい血もたくさん作れるようになります。女性ホルモンも活性化され、卵巣へのいい影響もあり、美容面にも効果的です。
また成長ホルモンの働きも活性化され、痛んだ細胞や組織の修復もすすみます。
とはいえ睡眠が取りづらいということもあるでしょう。
春の養生法
朝は早めに起きる
朝日を浴びる
散歩をする
上記の3つを合わせたら最高です👍「朝早く起きて、散歩に出て朝日を浴びる☀️」
無理せず、ひとつづつからでもOK!

春の陽気は気持ちがいいもので、体内リズムをリセットするにもいいですし、気分転換しながら、カラダを少し動かして巡りをよくしましょう!
木や葉といった自然に触れることもおすすめです。
自然の多い公園や、沖縄でしたら東南植物楽園もおすすです✨
また庭いじりでもOK、庭がなくても室内で観葉植物🪴を育てたり、ベランダでプランター出できる家庭菜園🍅も良いですね☝️
食事面では、脂っこくない、辛くないものがおすすめ
また肝臓や血のタンパク質や鉄分などの栄養が多いもの、赤みのお肉やお魚もいいですね。お肉が苦手な方は豆類(黒豆、納豆、豆腐、味噌など)を多めに取られるといいですね!

酸味で唾液をだして消化促進
食事の仕方は、消化分解をよくするために、よく噛むことが基本です。唾液をよくでてきます。唾液のでにくい方は、酸味のある発酵食品(お漬物、ピクルス、梅干し)や酢の物(醤油よりポン酢)、柑橘類などを一緒に使うといいですよ。酸味は春の味覚でもあり、毎食に少しづつでも取り入れると春の養生食になります☝️

春の妊活に役立つ代表的な漢方薬とお茶

イライラや不安感、ソワソワする人は緩めるタイプ
🟡漢方薬:イスクラ温胆湯・逍遙顆粒・加味逍遙散・心脾顆粒、加味帰脾湯など
◯ハーブティ:シベリア人参茶、香ロゼア
リラックスしにくい、眠りにくいタイプ
🟡酸棗仁湯、心脾顆粒、イスクラ温胆湯、天王補心丹など
◯ハーブティ:ナツメ茶、シベリア人参茶、香ロゼア、ミント茶、ジャスミン茶
質のいい血を増やしたい人への漢方薬
🟡婦宝当帰膠、亀鹿仙、参茸補血丸、瓊玉膏、四物湯など
◯漢方茶:田七人参茶、なつめ茶
デトックスしたい人へは妊娠した場合にも安心の漢方茶
◯ショウキT1PlusEX、シベリア霊芝茶、三爽茶、デトックス茶
※便秘の人は自然でいつ妊娠できてもいいように前もって腸活することが大事です。妊娠すると使える便秘薬には限りがあります☝️前もっての腸内環境デトックス、最強のん3種の乳酸菌を配合した「グリモン」は妊娠前から妊娠中でも安心です。グリモンは腸内フローラの改善に最適で、便秘体質改善のサポートだけでなく、子宮内フローにも良い影響を与えます。
春は変化の激しい時ですが、陽気が強くなり、冬に冷えた身体も暖まり巡りはよくなりやすいです。ただし焦りは禁物!!忙しい中にも時折、深呼吸したり、外に出て伸びをしたり、ランチタイムに少し散歩したり、好きな香りや味のハーブティやコーヒーを飲んだりと・・、少しでも気持ちにゆとりをもてる工夫も大切です☺️

