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【2022.12.10】

牛黄【ゴオウ】のすすめ

そもそも牛黄【ゴオウ】って何?という事ですが・・

牛黄は牛の胆石です。

ただ簡単に取れるものでなく『1000頭に1頭』ぐらいから取れるとされるとっても貴重な動物生薬なんです。

この牛黄は単独でも使用されますが、様々な生薬と組み合わすことでより相乗効果を生むんです。

そのため漢方薬として、様々なシーンで活用されているんです☝️

牛黄は中国最古の薬物書である「神農本草経」に登場しました、紀元前から現在まで使用されてきてるんです。それだけでもすごいけど、昔の人も牛の胆石をよく使ったものですね!

その歴史の中で「神農本草経」には、驚き倒れたもの、高熱や痙攣を起こしたり、そのために精神的に異常をきたしたもの、人に悪い影響を与える邪気を取り除いたりと記載があります。

東洋医学でいう「邪気」について説明

その牛黄は現代ではどのような効果があるとされているのか⁈

現代では「牛黄のみ」での使用の場合

効能効果は「解熱、鎮痙、強心」です。

牛黄+様々な生薬の配合で、下記のような効能効果が得られます

主に「滋養強壮剤」や「動悸・気付け・しびれ」といった系統に区分されるものが多いです。

※下記の効能効果が1つの牛黄商品に書かれているわけではありません、商品によって違います。

滋養強壮 虚弱体質、肉体疲労・病中病後・食欲不振、動悸、息切れ、気付け、手足のしびれ、肩こり、のぼせ、耳鳴り、めまい、頭重感など

牛黄は、長期的に服用しなければ効果が出ない体質改善的な漢方とは違います。

『気付け』に使うものも多く、効果が早いものが比較的多いです。

※【気付け=失神したものを回復させること、そのための薬のことです。何らかの原因で血流が悪くなり、脳への酸素供給や脳血流が低下し、意識が低下した場合に血流や気力を回復させて意識を取り戻す効果】

日本で有名な救心製薬の「救心」はご存知の方も多いのではないでしょうか?

救心製薬さんのHPより

「救心」は牛黄を配合したお薬で【どうき、息切れ、気つけ】の効能効果で長く親しまれています。

※SIMPLE LIFEでは「救心」の取り扱いはありません、その他の牛黄製剤を取り扱っています

牛黄はとても効果的な漢方薬なのですが、近年ものすごく価格が高騰しているというのが厄介です。

それでも効果に惚れ込んでお守りのように使ってくれる方が多いです!

元旦の「無病息災」健康祈願に牛黄がおすすめ✨

特に沖縄では「お屠蘇(屠蘇散+日本酒)」といったものを飲む習慣がありませんし、お酒も入っていますので飲める人が限られます。お酒が飲める人であっても、これから運転するという人はちょっとの量であっても良くないですね。また屠蘇風呂といったものもありますが、それまた沖縄の人は湯船に浸からない人の方が多いです!

そんな沖縄の元旦には、牛黄がいいと勝手に思ってます。

牛黄はお酒の二日酔い対策にも!

そもそも私が牛黄を覚えたのは、お酒の二日酔い予防にいいとならって実践したとこからスタートでした😄

牛黄は心臓・肝臓・胃腸にもいいものですから、沖縄のお酒好きな方にもいいですし、年末年始にも最適。

そもそも牛黄は胆石なんです。

胆石は胆汁が固まったものですから、脂肪(油)を溶かす成分でもあります。

食べ過ぎや、お肉や天ぷらなど脂っこいものを食べた時に、もたれやすい人の消化促進にも適してます。

様々なシーンで活躍できる牛黄です、発熱時、しんどい時や体調不良、気つけにお守りとしてもっておくのもおすすめです。但し、お子様、妊娠中など、使用方法を専門家に確認して下さい。添付文書の内容だけではわかりにくいこともあります。

妊娠中」や「妊娠の可能性」がある人には、牛黄がたくさん入ったものはお勧めできません。

滋養強壮剤などのドリンクにも「ゴオウチンキ」と書かれ配合されているものもあります。

気になる人は、薬屋さんやドラッグストアの登録販売者や薬剤師に確認して下さいね☝️

師走に入って、バタバタして忙しくなってきましたね。

体調にも気をつけて、良い年を迎えていきましょう!

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