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【2023.12.5】

乾燥を体の中から潤す漢方「補陰薬」とは?

乾燥季節ですね、夏には無かった肌や唇(口)の乾燥をはじめ、目や喉など。乾燥は肌のイメージが強いので保湿する対応が多いですね。目のドライアイも最近では多く、目薬もドライアイ用のものが増えています。対策としてもっといいのは、体の中からも一緒に潤せるとより効果的です。

「ドライシンドローム(乾燥症候群)」をご存知ですか?

乾燥で体に異変を感じる人は「ドライシンドローム(乾燥症候群)」かもしれません!

漢方ではドライ体質のタイプを陰虚(いんきょ)体質と診ます、その対応として「補陰薬(ほいんやく)」という体を中から潤す生薬が入った漢方薬で対応できます。

乾燥体質は元々の体質もありますが、やはり日々の食生活習慣、ストレスの影響も大きいです。そして誰もが加齢により、乾燥しやすくなります。自分は大丈夫と思っている方、スーパーでビニール袋を簡単にあけれますか?苦労している人はもう乾燥がはじまっています。加齢と共にでる乾燥体質は腎虚も合わさっています、その点も合わせてケアしていくのもおすすめです。

SIMPLE LIFEのおすすめの『補陰薬』をご紹介します。

代表的な『瓊玉膏(けいぎょくこう)』や『婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)』そして他にも体質によって合わせていけるものが色々あります☝️

外からの対応だけでは追いつかない乾燥体質は、自分の状態により合った漢方薬を試してみて下さい。

症状が強い場合は、これからの季節は乾燥が強いのもあって食事だけではなかなか追いつきません。

SIMPLE LIFEでもこの季節は乾燥から出てくる症状での相談は増えています。

乾燥は肌だけではありません、鼻や喉の症状も多いですね。鼻や喉が乾燥するとウイルスが侵入しやすくなり、感染症にも罹りやすくなります。乾燥は気管にある繊毛が機能低下でをウイルスを運搬し排除することができなくなります。

女性では膣の粘膜が乾燥して、性交痛の要因になることもあります。潤い不足は粘膜の乾燥が強くなります、それは粘液も減少するからです。

陰虚というのは、血液以外の体の潤す体液やリンパ液の不足と考えて下さい。水を飲めばなんでも潤うわけではありません。ですが対策や対応は難しいことではありません、不足するならそれを補うことです。少々のことでは不足しないぐらい充実して潤うのが理想です。

充実して潤うには多少時間はかかりますが「潤い」は補うことができますので諦めないでくださいね。