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【2024.3.18】

春は肝を労ることが良し

中医学では春は「肝臓」の肝を労ることが良しとする時です!肝が無理をすると、イライラしたり、神経過敏になったり、落ち着かなくなってしまいま す。

肝臓が不調になる要因は?

西洋医学では特に、ウイルス、化学薬品や解毒の負担のかかる薬物、過度な飲酒や喫煙、過労、脂っこい食事や糖質が多いなどが肝臓を悪くするとされています☝️

東洋医学では、それに加え感情的なことも大きく影響すると考えます。ストレス過多や怒りもそう。特に「怒り」は肝を傷める大きな要因です。

怒りすぎは「肝」を傷めてしまい、肝が弱ってくるとさらに怒りやすくなるという悪循環になってしまいます。

肝を労わるには「ストレス過多」を避け、心も体も少し余裕ができること。人は余裕があると寛容になり、怒りにくくなります☝️

「ちょっとした時間的ゆとり」をもつことが養生

他にも「笑うこと(笑顔を作ることでもOK)」や「嬉し泣きや感動して泣く」こともすごくいいですね!どちらも副交感神経(リラックス)の働きを高めます。あと春と肝と繋がる「目」です、目を休めることも大事です。疲れた時、気持ちが騒いだ時「目をつぶる」が養生となり、肝を労われます。少し休憩する時間を作って、スマホを見るのではなく、心地よい音楽をかけたり、静かな中で目をつぶることもおすすめです。

良質なタンパク質&糖質の栄養補給が大事!

まずは朝食の見直しで、タンパク質をちゃんと摂ること。できれば脂っこくないお肉やお魚が理想、かまぼこやちくわもいいですね。植物性の豆類、豆腐や納豆や豆乳などもおすすめです。最近ではスーパーやコンビニでも手軽にタンパク質が摂れる食品やプロテインバーなども豊富ですね、上手に活用しましょう!

糖質は最近は健康面から極端に拒否されがちですが、エネルギー源ですので摂らな過ぎも元気がなくなります。元気がない時、疲れれた時に甘いものが食べたいのは自然の欲求です。ただ血糖値に問題がある方や糖質制限が必要な方は調整されている中で摂られてくださいね☝️

お菓子などの白糖使用のものは食べた瞬間はみたられても、エネルギー補給にはあまり向きません。お米、カボチャ、トウモロコシ、芋類、果物など、エネルギー補給になるものをしっかりと食べましょう。甘味料は、ハチミツ、オリゴ糖、アガペシロップなどがおすすめ。

良いものといっても「食べ過ぎ」は問題外です、余計に肝臓に負担かけるだけです。

春の三大不調(気になる不調がありましたらご相談下さい)

様々な要因がありますが「三寒四温」の影響は大きく、寒暖差で疲れやすくなります。

①風邪やインフルエンザに罹りやすい

感染症に罹りにくい体力づくり、免疫強化(予防にはまずウイルスの入り口である粘膜免疫の強化)。

喉がイガイガしてきた、鼻が詰まってきたなど初期対応。

発熱後に残る咳や鼻の症状の対策など。風邪を引いた後は、しっかりと治さないと急性副鼻腔炎になりやすいです。熱が引いても、咳や鼻や関節痛などがあれば風邪は完治ではありません。完全回復には気力体力を戻していくことが重要です。

②アレルギー体質の不調【鼻炎、喘息、アトピー、結膜炎、蕁麻疹など】

春は花粉症の時期で有名ですが、沖縄ではほとんどありません。ですが鼻炎症状が出てくる方は多いのが現状です。免疫過敏になりやすく、それに合わせて鼻炎だけでなく、喘息、アトピー、結膜炎、蕁麻疹の症状でお困りの方も多くなります。

自己免疫疾患のリウマチなどの膠原病、潰瘍性大腸炎、クローン病なども免疫バランスを崩しやすいのです。腸脳相関(脳腸相関)のバランスを整えていくと、腸管免疫も高まり整いやすくなります。

③不眠や自律神経のトラブル

冬から春にかけては「三寒四温」や「春の嵐」など寒暖差や気候の変化が激しく、自律神経を乱しやすいこともあります。そのため、様々な不調や倦怠感、眠りにくいといったことが出ることもあります。心身ともに余裕がない状態では症状の改善は時間がかかります、生活習慣や環境で現状に無理がないか?調整する必要がります。

漢方や自然の成分で整える

漢方薬や薬膳やハーブといった自然の植物、鉱物、動物からの有効成分を活用することで、傾いた不調を整えていく力になります。シンプルライフでは【中庸(ちゅうよう)】 を大事と考えて如何に整えられるかを提案していきます。

【中庸(ちゅうよう)】とは?

簡単に言えば「中庸とは」=「不足でもなく、余分でもなく、ちょうどいいいぐらい」

シンプルライフ で考える体質改善や、病気との向き合い方では「症状や病名を診る」のではなく、「人を診る」というオーダーメードな事をしていますが、その中で大事なのが中庸です。

不足(足りないもの)と余分(余っているもの)を調整し整える事が「中庸」になると考えます。

あなたに足りないものがあれば、それを補い、余分なものがあればそれを出してあげるような処方や養生の方法を考え整えていきます。