【2021.6.3】
それぞれに合った冷え対策を!後編
冷えを大きく2つに分けると
【熱を作り出せない】
タイプと、
【熱はあっても熱を行き届かせることができない】
タイプがあり、前回は熱を作り出せないタイプのお話をしました。
前編はこちら👇
そして今回が
【熱はあっても熱を行き届かせることができない】タイプのお話です!
このタイプは熱自体はあっても、
食生活の乱れや運動不足、ストレスなどによってめぐりが悪くなることで
体の隅々まで行き届かなくなっているタイプです。
例えるならば湯船に貯めたお湯がかき混ぜられていない状態ですね!
どこかに熱が偏るなんてことがないよう適温にするために
しっかりかき混ぜてあげましょう☺️
このタイプはやみくもに温めると具合が悪くなることがあるので要注意!
また、このタイプの巡りが悪くなる原因を2つに分けると、
【ストレスなどによって気の回りが悪くなっている気滞タイプ】と、
【食生活や運動不足によって血の巡り
が悪くなっている瘀血タイプ】があります。
【気滞】タイプ
気は血液や水分を巡らすために循環しているのが理想的ですが、
ストレスや環境の変化によって気が乱れ、停滞してしまうと巡らす機能も停滞してしまいます。
イライラすると頭に血が昇ると言われるように、
熱が上に上り、水分が下に溜まることで下半身の冷えを感じやすいです。
気を巡らすためには大きく深呼吸をしたり、好きな匂いを嗅いだり、おしゃべりすることも大切!
漢方薬の代表処方は
開気丸・加味逍遙散・抑肝散など
【瘀血】タイプ
脂っこい・お酒が多いなどの食生活や睡眠不足、喫煙などによって
血液がドロドロに傾いていると、末梢の細い血管まで熱が届きにくく、
手先足先の冷えを感じやすいです。
生活習慣を見直すことはもちろん、
「流れる水は腐らず」という言葉のように体を動かすことも大切!
漢方薬の代表処方は
冠元顆粒・桂枝茯苓丸・田七人参など
全編に続き、冷えも
大きく分けてもいくつかタイプが分かれます。
どれか一つではなく、2つ以上のタイプを持ち合わせている方も多いです!
どのタイプか分からなかったり、漢方薬を服用される際は
一度専門家にご相談くださいね!