【2023.11.9】
女性の味方の「漢方薬」
女性のホルモンバランスや心と体の健康、さらには美肌や美髪といった状態を整えよくしていくために「漢方薬」をバランスよく活用することは女性の強い味方になってくれます!
血巡り・血を補う・腎を補う
漢方では《血巡り+血を補う+腎を補う》といった対応をすることが、過不足を整え、体に無理のないエイジングケア(加齢に応じたケア)を実践することができます。
基本は「食からの栄養補給」、日々の生活での「適度な運動や散歩など動くこと」、そして「適度な休息」と「質の良い睡眠」が養生となりますが、現代ではなかなか食と養生を正すというのは簡単ではありません。
ましてや体調が良くない、忙しくて余裕がない場合に「食をバランスよく」「生活を正して」とばかりではできないことで嫌悪感で余計に自分自身が嫌になってしまうもの。
そんな時は無理なく漢方薬を活用する方法がオススメ。「不調がある」「余裕がない」場合こそたっぷりと頼って、コンディションを保ちましょう!
例えば
漢方薬7:養生3
養生とは→《食事のバランス、ストレス発散、リラックス(休息)、質のいい睡眠》
整ってきたら、養生の割合いが大きくなるようにもって行き、漢方薬も減らしていけるのが望ましいです。
養生7:漢方薬3
上記のように整えていけるようにしていき養生の割合が大きくなるように。体質的に虚弱であったり、持病もちで、ちょっとしたことで体調を崩しやすい人ほど、このバランスはおすすめ。
漢方薬のやめ時は?
もう十分体調は整って、生活で養生できる余裕も生まれてきたら漢方薬はやめて大丈夫です。
よく漢方薬のやめ時はいつなのか?ということを聴かれます。症状や病気の程度や本人の体力によって個人差がかなりあります。残念ながら体の強さは平等ではありません、元々体が強い人もいれば、弱い人もいます。確実なことは言えませんが、漢方診断とこれまでの経験も踏まえておおよその服用期間についてはお答えしています。また良くなっても養生だけでは・・という方には、再発予防に使える漢方の養生薬である上薬を継続服用することもできます。季節によって現れやすい症状などは、日々使わなくても苦手な季節のその少し前から対策として使うのもオススメです。
今は特に問題ないけど「健康管理」「エイジングケア」「病気の予防対策」に使いたい場合も上薬であればご利用いただけるものがたくさんあります。
そういったことでなければ服用を無理に続ける必要はなく、やめていただいて問題ありません。
現代の食品の栄養量が減少
現代の食品栄養素が以前と比べて違っていることはご存知ですか?
例えば、特に女性がとりたい鉄分が豊富な「ほうれん草」ですが、1950年と比べると約85%減ってしまいました。
2020年日本食品標準成分表では【鉄分:100gあたり、2mg】
1950年日本食品標準成分表では【鉄分:100gあたり、13mg】
※成人女性の必要量【鉄分:1日10.5mg】
だいぶ前との比較にはなりますが、現代の栄養やエネルギーは低くなっているものが多いようです。食事以外からのエネルギー補給や栄養摂取も気にかけるのも仕方ありません。
食や養生することで十分にいいコンディションを維持できればベストなんですが、無理なときやそれでは追い付かないときは『漢方薬』も上手く頼ってあなたの味方にして下さい!
必要な時にはご相談下さい。