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【2023.11.11】

卵子は若返らない?

現代の晩婚化や経済的な自立の点からも、子供が欲しくても難しいタイミングがあります。いろんな面で今ならと思った時には加齢により妊娠力が下がっていることも多く、まさか自分が不妊症になるとは思っていなかった・・と言われる方が多くいます。昨年4月より不妊治療も条件付きではあるものの「保険適用」されました。子供ができにくいと思ったら早めに医療の手助けをということでは効果的です!ですが、何歳になってもという点では不妊治療の妊娠率の低下や出生率の低下もあり、現行では42歳までの不妊治療に対しての保険適用となっています。

43歳以降でも不妊治療はできますが「保険適用外」となり、これまで同様に自由診療となり、高額な医療費が負担となります。

43歳という年齢で保険適用外とされるのは個人的にはまだ早い気もしますが、何歳でも無制限にということは医療費の予算やいつまでも不妊治療に区切りがつけられないなど、いろいろな問題も出てくることも予想されます。

そのような中で「漢方薬」を妊活や不妊治療と併せて使用をすることを推奨しています。なぜかというと妊娠するためには卵子と精子が授精して、排卵して着床して妊娠判定です。その際に、治療だけではできにくい点が「卵子の質を高めること」と「子宮内膜の質を高めること」と「免疫調整」です。

《不妊治療だけではできにくいこと》

✔️卵子の質を高めること

✔️子宮内膜の質を高めること

✔️免疫調整

特に35歳からは「卵子の老化」ということで、若返りませんと言われます。

ですが・・・

それは「加齢によって老化した部分が若返らない」のであって

無駄に酸化(サビ)や糖化(コゲ)した部分は体質改善によって変わることだってあります。産まれもった卵子には、排卵されるまでのサイクル(原始卵胞から排卵まで約180日間)があり、その期間の過ごし方によっては良い状態として磨かれて排卵されるようになります。

40代からでも採卵した卵の質が高まり、胚盤胞のグレードが向上する

このような症例は私だけでなく、全国の不妊相談のできる漢方屋ではよくある話です。

漢方ではエイジングケアという点では「補腎(ほじん)」が重要視されます。その補腎ができる漢方薬をはじめ、女性の味方になってくれる漢方薬の活用は妊体力【妊娠力+妊娠維持力】を高めやすくしてくれます。

子供が欲しい方には、そのような点からも漢方薬で【養血】【活血】【補腎】をおすすめしています!

【養血(ようけつ)】

カラダの栄養となる血をたっぷりと養う

【活血(かっけつ)】

カラダの隅々まで血を巡らせる

【補腎(ほじん)】

生殖力を司る腎の機能を高める

必要な場合はどうぞ、ご相談ください。