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【2024.5.21】

AMHと妊娠率

不妊治療の際に、血液検査でわかるAMHという「卵巣年齢」と言われる卵巣予備能の数値。

AMHが低いと「妊娠できない」のではないか?と悩んでいる方が多くいます。

結論から言うと「AMHが低い」からと、妊娠率が下がるとか、妊娠しないというわけではありません。

「あとどれだけ妊娠のための卵子を残しているか?」と言うことです。

ですから、残りどれくらい妊娠のチャンスがあるか?といった指標にはなりますが、妊娠する力(妊孕生)とイコールではありません。

ただし、年齢が高くなるにつれ、妊娠率が低下することは個人差がありはしますが誰もが避けられないこと。

高齢出産(初産は35歳以上場合)と言われる世代に入ってきた時に、自身のAMHが年齢平均より低い場合はゆっくりはしていられません。

下記の表は年齢での「AMH平均値」を記したものです、あなたの検査結果がどうか?参考にされて下さい。

基本的には「AMH」を高くすることはできません。

AMHは低いから、高くしようとできるものではありません。卵子の数は生まれた時から決まっています、ホルモンの変調や検査によってほんの少し数値が上下することはありますが、大きく変わることはほぼありません。

AMHが低い場合は早めに妊娠することが最良なのですが、なかなか妊娠しにくい場合には焦りや不安が強くなってしまいます。現状でどんなことができて、どう進めるべきか?治療のことは不妊専門クリニックへ。漢方やファスティングはSIMPLE LIFEへご相談下さい。

AMHが低い人の対策は?

現状でできる最良の「卵子の質向上」へ磨きをかけることが重要です。

①卵子の質を低下させる酸化(サビつく)防ぐこと

②卵子が栄養不足(漢方では虚血タイプ)にならないように、良い血の原料を補うこと

③血流が悪いと栄養が届かないので、ストレス過多、お腹周りや下半身の冷えの対策や改善すること

酸化対策は超重要

晩婚が増え、加齢での卵子の老化が言われる中、余計に卵子老化に拍車をかけるのが「酸化」です⚠️

活性酸素(かっせいさんそ)が体内で必要以上に増えてしまうと「酸化」が早まるというのはわかっています、活性酸素を無駄に増やさない。そして活性酸素が増えてしまったことに抵抗できる「抗酸化物質」を食事や漢方やサプリメントで摂取するということがポイントです。

活性酸素を体内で増やさないことも大事ですが・・・

活性酸素を生みだしてしまうことを全てやめることは基本無理です。

生活習慣を見直すことは大事ですが、無理しすぎてそれがストレス要因になってはよくありません☝️

活性酸素が増えすぎると、細胞を痛めてしまうので、卵子のみならず、様々な症状や疾患の要因にもなりますので、抗酸化物質を摂取するのは体調面にとってもとてもいいことです‼️

AMHが低めで不安な人はまずは「卵子の質を無駄に落とさないようにすること」で、最良の状態へ発育(細胞分裂)していけるよう栄養を充実し、エネルギー活性(ミトコンドリア活性)を高めていくことが重要な対策となります☝️

抗酸化に強力な食材

抗酸化作用が高い食材は「卵子の質を高めること」「卵子の老化を穏やかにする」ためにもおすすめです☝️

時間は戻りません

AMHが年齢平均より低い場合には、不妊治療の早めのステップアップも検討。

不妊検査での現状によっては、タイミング法や人工授精よりお金はだいぶかかりますが、それよりも確率の高い体外受精(顕微授精)を早めに検討する必要があります。

すでに体外受精(顕微授精)をしているけど結果が出ない場合もあると思います、不妊治療と東洋医学(漢方薬や鍼灸)などもうまく取り入れて、追い詰めない食生活習慣でケアしてみてはいかがでしょうか?SIMPLE LIFEもサポートします!

AMHが低い場合、妊娠率が下がるわけではありません。ですが妊娠できる排卵のチャンスが減っていってしまうということを念頭に、今後の予定を立てることが必要です。

⚠️AMHが6.0以上も要注意⚠️

AMHは高すぎても注意が必要で、6.0以上では「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」の可能性があり、卵胞が育ちにくかったり、排卵しにくかったりする場合があります。多嚢胞性卵巣症候群の根本的な治療法は確立されておらず、食生活習慣や肥満改善などが基本となります。体質改善や肥満改善には『漢方薬やファスティング』での体質改善がとても効果的です☝️

妊活漢方・不妊相談はSIMPLE LIFEへ