【2021.3.6】
不眠の代表的な漢方薬④【イスクラ温胆湯】
いい睡眠をとるための「メラトニン」というホルモンを知っていますか?
睡眠ホルモンと言われています。
そのメラトニンというホルモンは、ハッピーホルモンと言われる「セロトニン」との繋がりあります。
自律神経を整えるために調整役を行うのがセロトニンの働きでもあります。
そして、そのセロトニンを材料にして、メラトニンになります!
そのセロトニンは合成するには材料と腸の働きが大事です!
《セロトニン合成に必要なもの》
【セロトニンの材料】
特に重要な必須アミノ酸である「トリプトファン」体の中では作れないため、食から取る必要があります。
肉、魚、卵、大豆製品、ナッツ、バナナなど
【トリプトファンからセロトニンを合成するのに必要】
ビタミンB6[レバー、肉、さんま、イワシ、バナナ]
【脳内へ取り込まれるときに運びます】
・糖質[穀類、イモ類、果物類、砂糖類(黒糖、キビ糖などがおすすめ)]※糖質はとりすぎ注意。
《腸内環境と腸管力》
「人は食べたものでできている」と言われるほど、この世に生を受けてから人は食を通して、発育し様々な成長をしていきます。
食べたものを身にできるよう胃腸の働きや腸内細菌が安定していることは重要。
睡眠ホルモンを安定して活性するために欠かせないセロトニンです。
今回は少しホルモンの点からのお話しでしたが【腸と脳】のつながりはとても近く深いのです!
漢方薬には腸と脳を整えてくれるものが色々あります。胃腸が弱くて、不眠症や神経質になりやすい方におすすめの漢方薬を紹介。
④温胆湯(うんたんとう)
✔️緊張しやすい、気疲れやすい、神経質になりやすいタイ プ
✔️慢性的な下痢や便秘、下痢と便秘を繰り返す混合型
✔️膨満感や喉の詰まり感がある
✔️少しのぼせやほてり感がでやすい、熱感がこもる
✔️浮腫みやすい
✔️痰が絡みやすい
✔️女性:オリモノに色がつきやすい
上記の様なタイプの不眠症におすすめ。
【効能効果】
体力中等度以下で、胃腸が虚弱なものの次の諸症:不眠症、神経症
漢方薬は体質や状態に合わせると効果的です。シンプルライフではあなたに合わせて提案します。
Ps.嫌な夢や恐い夢をみるというタイプに「温胆湯」はおすすめです。外箱に書かれているイラストは、悪い夢を喰うバクをイメージしたそうです!
温胆湯には「胆」という字が使われています。「胆力(たんりょく)」が高まります。
胆力=物事を恐れたり、気おくれしない気力。度胸
胆力がつくと、行動力や判断や決断する力が高まっていきます!
意思がハッキリすると眠りも良くなりますね。